2010年12月23日木曜日

新しい年を迎える前にあなたが向かい合うべき7つの質問


いよいよ年の瀬も押し詰まってまいりましたね。
新しい年を迎えるためには、まず今年のうちに今年の反省をしっかりとしておくということも大切です。

今年一年の振り返りと、来年の目標設定について、役に立ちそうな記事があったので紹介したいと思います。
ソースは「7 Important Questions To Ask Yourself Before The Year Ends」という記事です。ざっくりと訳してみました。


新しい年を迎える前にあなたが向かい合うべき7つの質問

質問 1. 1から10の10段階で評価すると、2010年のあなたの満足度はいくつになりますか?

 10を最高、1を最低として、あなた今年の満足度を評価してみてください。興味深いことに、この数値はあなたに多くの気づきを与えるでしょう。

質問 2. そのような評価にした理由は何ですか?

 質問1でそのような評価をしたのは何故ですか?評価した数値そのものよりむしろ、自分の評価の根拠となる理由を理解することのほうが大切です。たとえば10段階中の「3」を付けたとしたら、なぜ「3」だったのでしょう?仕事が忙しいことにかまけて人付き合いや健康管理をを怠っていたことが原因ですか?もしくは目標を達成するための取り組みができていなかったのでしょうか?自分の評価の理由をぜひ書き出してみてください。

質問 3. 今年を振り返ってみて、あなたは何を達成できましたか?

 自分自身で頑張ったと思えることは何でしょう?仕事の成果、キャリア、対人関係、健康管理、なんでも結構です。
 人によってはこの質問に答えるのは難しい場合もあるでしょう。特に変化のない日々を送っている人には厄介な質問だったりします。ですが、それでもこの質問は非常に重要です。なぜならこの質問に答えることで、自分がどのように時間を使っていたのかを冷静に、かつ詳細に理解することができるからです。いい時間の使い方ができていたでしょうか?自分の時間を「第2領域」のタスクに割り当てられていましたか?これらを理解することは、重要でないことで時間を浪費するのを避け、大切なことにフォーカスするのに役立ちます。
(この記事の筆者は、最初この質問に自分自身で答えてみた時に、自分が達成したと思っていたことは自分の雇用主にとっての達成であり、自分自身にとっての達成は何一つなかったということに気付いたのだそうです。「It gave me a wake up call」らしいです。)
 ※第2領域・・・茂木さんの好きなStephen Covey著「7つの習慣」に出てくる時間管理表より。行動を緊急度と重要度の軸で4区分(第1領域~第2領域)で分ける。第2領域は「緊急じゃないけど重要なタスク」。(確かそんな感じ。記憶ベースで書いてるから、間違ってたらご指摘ください。)

質問 4. 今年の教訓は何ですか?

 今年起きたいろいろな出来事を振り返って、あなたにとって教訓になったことは何ですか?
 人生は日々様々な出来事の連続であり、どのような出来事でもそこから学べることはあります。私たちはそれらを見過ごすこともできますし、受け止めて、自分の中に取り入れ、教訓に変えることもできます。もしそれができれば、私たちはもっと賢くなれますし、新たな出来事が起きた際に、過去の経験を生かすことができるようになるでしょう。

質問 5. あなたが来年、成し遂げたいことは何ですか?

 もしくは、「どうすれば来年を過去最高の年にできますか?」でもいいかもしれません。これらを来年の目標としましょう。
 来年の年末、どうすればあなた10段階中、10の評価を付けることができるでしょうか?来年どのようなことを成し遂げたいですか?どのような夢をかなえたいですか?それらを書き出してみて、あなたの来年の目標を設定しましょう。

質問 6. 新たに身につけたい習慣はなんですか?

 目標達成の秘訣は、いい習慣を身につけることにあります。どのような習慣を新たに身につけたいですか?瞑想、運動、早寝早起き、十分に水分を取る、などいろいろあるかと思います。いい習慣を身につけていくことで、自然にいい人格が養われることでしょう。

質問 7. 目標を達成するための具体的な次の一歩は何ですか?

 書き出すだけでは実現できません。すべて実行するものです。具体的なアクションを日付入りで書き出してみましょう。そして、あとは実行するのみです。


12月は上記のような振り返りができる絶好の月ですね。
今週末、じっくり考えてみたいと思います。

2010年12月13日月曜日

NEWS: Peace Prize awarded in absentia



今日の記事はaljazeeraより、ノーベル平和賞授与式の話題です。

Peace Prize awarded in absentia

The Nobel Peace Prize has been awarded in Oslo, Norway, but without the presence of laureate Liu Xiaobo, a jailed Chinese dissident.
An empty chair represented the 54-year-old writer and former professor, after the Chinese government barred him and his wife from attending the ceremony on Friday.

ノーベル平和賞授与式、受賞者欠席のまま開催

ノーベル平和賞の授与式がノルウェーのオスロで開催された。しかし、中国の反体制派であり投獄中の身の受賞者、劉暁波氏欠席のままの開催となった。
中国政府が同氏を投獄し、彼の妻も金曜日の式典に参加できないようにしたため、54才のライターであり元教授が座るはずだった椅子は空席のまま式典は進められた。


今回の授与式について、中国国営新華社通信は「政治的な茶番劇」と非難する論評記事を配信したそうです。メディアが統制されていることもあり中国国内では今回の出来事はあまり大きな騒ぎになっていない一方、授賞式に出席した在外の中国人民主活動家にとっては大変大きな出来事だったようです。中国人民主活動家のとりまとめ役の楊建利氏は「今回の授賞式はノーベル平和賞の歴史の中で最も感動的だった。委員会の勇気ある決定に感謝したい」と述べたそうです。

2010年12月12日日曜日

NEWS: Bluefin Tuna Endangered by Overfishing



今日はみんなが大好きなマグロが絶滅の危機に瀕しているという記事です。

Bluefin Tuna Endangered by Overfishing

Predatory fish are at the top of the ocean food chain. They help keep the balance of marine life in check. Without their eating habits, an overabundance of smaller organisms might affect the entire underwater ecosystem. Some scientists say such a shift could lead to a total collapse of the oceans. Yet so far, those in charge of regulating international fisheries have done little to protect at least one
endangered species.
Scientists say this species is on the brink of extinction… and it is all our fault.

http://www.voanews.com/english/news/asia/Bluefin-Tuna-Endangered-by-Overfishing--111159869.html

乱獲でクロマグロが絶滅の危機

肉食性の魚類は食物連鎖の頂点に立っており、彼らは海の生態系のバランスを保っている。彼らの存在がなければ、小さな生き物が増えすぎアンバランスになり、海の生態系に影響を及ぼしかねない。科学者の中にはこのような変動が海全体を破壊すると言っている人もいる。ところがこれまで、国際的に漁業を規制する立場にある人たちは少なくとも絶滅の危機に瀕しているクロマグロについては、ほとんど対策を講じてこなかった。
クロマグロは絶滅寸前であり、このことはすべて我々の責任によるものだと科学者は述べている。


すしネタとして絶大な人気を誇るクロマグロですが、ある調査結果によれば、絶滅の危機にあるそうです。そればかりか、クロマグロのような大型魚類の減少は海の生態系を著しく破壊する可能性があるそうで、世界的にはクロマグロ業は今すぐにでもやめるべきだという声が高まってきているようです。
クジラにしてもマグロにしても、漁業の禁止は日本の食文化の危機です。禁止に反対するだけではなく、一つの調査結果だけでなく、他の調査結果も踏まえて真実を正しく把握し、いかにコントロールしながら漁を継続していくかが重要でしょう。

2010年12月7日火曜日

NEWS: Hogan seeks compensation



写真の顔を見て「あっ」と思った人はなかなかの映画通かもしれませんね。今日のニュースは The Sydney Morning Herald からクロコダイルダンディことポール・ホーガン氏の話題です。

Hogan seeks compensation

PAUL HOGAN is demanding a multimillion-dollar compensation payout and an apology from the federal government after the Australian Crime Commission dropped its five-year, $10 million investigation into alleged tax fraud by Hogan and his partner, fellow comedian John
Cornell, and their financial adviser Tony Stewart.
The ACC announced on November 23 it had scrapped the investigation because there were ''insufficient prospects of securing convictions''.


ホーガン氏、賠償を求める

ポール・ホーガン氏が政府に対して数百万ドルの損害賠償と謝罪求めている。ホーガン氏と彼のパートナーであり仲間のコメディアンのジョン・コーネル氏、財務顧問のトニー・スチュアート氏と共謀して行ったとされる脱税を暴くためにオーストラリア犯罪委員会が5年と1000万ドルをかけて行った調査の結果、ホーガンを立件することができなかったためだ。
同委員会は11月23日に「有罪と結論付けられる見込みがない」という理由で、調査を打ち切ったことを発表した。

ワイルドの代名詞と言っても過言ではないあのクロコダイルダンディももう71歳だったのですね。
事件に関して真実はわかりませんが、子供のころのヒーローはいつまでもヒーローであり続けてほしいものですね。

2010年12月3日金曜日

NEWS: Space scientists find simple is best


今日はasahi.comから小惑星探査機はやぶさに関する話題。

Space scientists find simple is best

After an epic 6-billion-kilometer mission using the most complex technology, researchers working with the Hayabusa space probe found that sometimes the old engineers' adage "if it doesn't work, hit it" yields results.

The scientists spent days retrieving particles from the Hayabusa capsule that landed in the Australian Outback on June 13, diligently employing electron microscopes and specially made tools to spot and remove each grain.

http://www.asahi.com/english/TKY201011300334.html


科学者の教訓は「シンプル イズ ベスト」

最高のテクノロジーを用いた壮大な6百万キロの旅路の果てに、宇宙探査機ハヤブサのミッションに従事した研究者が得た経験、それは昔のエンジニアがよく使う格言でもある「動かないなら叩いてみろ」が結果を出したということであった。
科学者は6月13日にオーストラリアのアウトバックに着地したハヤブサの機体から物質を検出するのに何日も費やしたが、その作業は電子顕微鏡と特別に開発された機器で物質を一粒残らず見つけて取り出すという地道なものであった。


容器の中から電子顕微鏡と特別な機械を使って長い時間をかけて微粒子を取り出していたわけですが、もう何も入っていないと思って容器を逆さにしてポンポンと叩いたところ、なんと百個以上の微粒子が出てきたそうです。研究者は「・・・最初からこうしてればよかった・・・」ともらしたとか。単純な方法が一番良い結果を生むこともあるというお話でした。