
The Differentiated MBA By opensourceway opensource.com
ビジネスマンに非常に人気の高い認定精度のひとつに「Master of Business Administration」があります。通称「MBA」と呼ばれ、日本語では経営学修士号とも訳されますが、皆さんの中にもMBAの勉強をされた経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
高い人気の理由のひとつとして、MBAは知識の習得ではなく実践的なスキルアップを目的としている点が挙げられます。マーケティング、ファイナンス、人的資源管理など経営実務に必要な専門知識とビジネスリーダーとして活躍できる論理的思考力などのスキルを身につけられるという点が広くビジネスパーソンに支持されているのです。
本当にビジネスの現場で役に立つスキルを身につけることを目的としているMBAですが、最近MBAのカリキュラムにTwitterやFacebook等のソーシャルメディアが追加されるケースが急増しています。ここ一年だけでも、Harvard Business SchoolやColumbia Business Schoolといった有名なビジネススクールを含む少なくとも6つの学校でMBAのカリキュラムにソーシャルメディアが導入されています。
この背景には、ソーシャルメディアを非常に重要な位置付けとして捉える企業の姿があります。PanasonicやCitigroup、AT&Tなどの企業はFacebookやTwitterを活用し顧客との関係構築に力を入れていますが、これらの企業の間にはすでに専門のソーシャルメディアディレクターを雇用する動きが出ており、キャロル大学で情報システム学准教授を務めるGallaugher氏も「ソーシャルメディアに関するスキルは非常に希少価値が高い。そして今、企業はそのようなスキルを持った人材を求めている」と述べています。
もちろん、MBAで身につけるのはソーシャルメディアに関する基本的な知識だけではありません。例えば、ソーシャルメディアを通して以下のような課題にどのような方向性を示せるかるかなどがテーマの一つとなります。
-企業として、どのように公式ページを構築すればよいか。
-ソーシャルメディアを使ってどのように顧客のエンゲージメントを向上させるか
-ブランドに関して消費者はどのようにとらえているか
-新たなビジネス機会をどのように発見するか
-カスタマーサポートをどのように改善できるか
中には、実際の企業と協働でプロジェクトを進め、経験を通して実践的なスキルを身につけることができるカリキュラムもあるようです。こうしてソーシャルメディアでリーダーシップを発揮できる人材を育てているのです。
これからは、ビジネスマンの必須スキルに「ソーシャルメディア」が加わりそうですね。
Source:
B-Schools All A-Twitter Over Social Media
http://www.businessweek.com/bschools/content/jul2010/bs20100726_143420.htm
P.S.
と、ここまでは、海外のの話ですが、この流れはいずれ日本でも起こるでしょう。
ただし日本の場合、企業が直接ソーシャルメディアディレクターを雇用するまでにはもう少し時間がかかりそうな気がしています。
日本では来年から再来年にかけて、企業のソーシャルメディアディレクターをアウトソースする「ソーシャルメディアエージェンシー」のようなビジネスがちょっとしたブームとなると私は予想しています。これはブランドのキャンペーンを扱う代理店というよりは、むしろPRエージェンシーに近いかもしれません。そこにメンバーシップの事務局の様な側面が加わるイメージです。何言ってるかわかりませんよね(笑)
まぁとにかく新しいビジネスの香りがする今日この頃なのです。