ストーリーシンキングは、ビジネスパーソンにとって必要な論理的な思考をストーリーに沿って考えていくというものです。
その考え方の中で、「空・雨・傘+HTD」というフレームワークが紹介されていました。「空・雨・傘+HTD」の詳細については、日経ビジネスAssocieの最新号をご確認いただければと思いますが、その放送内容を聴いて感じたのは、フレームワークの有用性です。
いまさらなにいってんの?
と思われるかもしれません。フレームワークの有用性なんて前から知っているよ、と思われる方も多いでしょう。でも、その一方で、フレームワークを本当に使いこなしている人はあなたの周りにどれくらいいますか?また、あなた自身、フレームワークを使いこなせていると自信をもって言えますか?自信を持って「はい、使いこなしています!」と言える人の方が少ないのではないでしょうか。
わたしはフレームワークは決して知識レベルで扱うものではなく、自分の腑に落ちない限り使うべきものではないと考えています。ではどうしたら腑に落として、フレームワークを使いこなすことができるようになるのでしょうか。
最善の方法は自らフレームワークを作ることだと私は考えています。
自らの経験の中で作ったフレームワークは決して忘れることがありません。そして、これほど自分の業務に適用度の高いフレームワークは他にないでしょう。多くの経験を積んだビジネスパーソンほど、多くの自分流フレームワークを持っているはずです。ずばり私がそうなのですが、今までなんとなく仕事をこなしてきた人はこれからはフレームワーク化を意識して仕事を進めてみると良いかもしれません。フレームワーク化は物事を自分の土俵に引き込む技術ともいえそうです。厳しい時代を生き残るための強力な武器になるのではないでしょうか。
ちなみに私は、自分の資料の中にフレームワークを羅列して自己満足に浸っているような人が苦手です(そういう人に限って、肝心なことが伝えられてないんだもん)。フレームワークを使うことはあっても、フレームワークに使われることがないように注意したいものですね。
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